画像診断とは

これまで画像診断についていくつかの例を挙げてみてきました。もう一度整理しておくことにしましょう。人類が画像によって体内の病巣や病変を判断できるようになったのは、間違いなくX線をはじめとする放射線の発見によるものでした。特にX線は一定の物質を透過するという特性を持っているので、この特性を生かして体内の局部へとアプローチして画像を撮影することができます。
それまでは、実際に切り開いて見なければ内部がどうなっているかは未知の状態でしたから、このX線の発見、そしてそれを応用した画像診断という方法の確立は大変画期的なものだったということができるでしょう。これを初期の段階ではフィルムへと焼き付け、最近ではデータをコンピュータにつなぐことで画像にして見ることができるようになりました。
また、腹部や胸部の場合には、造影剤を使って映したい部分をはっきりとさせることで、この技術を応用して画像化することができるようになりました。これでも画期的な発見だったわけですが、近年ではさらに開発が進み、X線の特性を生かして技術を応用し、CT検査という検査ができるようになりました。CT検査は、筒状の装置を作り、そこにX線を人体の周囲360度から照射することによって、人体を輪切りにしたような断層画像を作り出すことができるというものです。
一つの方向から平面的に照射するX線とは違い、CTの場合には360度の周囲からX線を照射させます。これにより、照射と検出が同時に行われることによってデータとなり、断層の画像を作り出すことができるという仕組みです。
一方向からの確認では判断できないような病巣や病変についても、CT検査を使うと判断できることがあるという意味で、検査の可能性が大きく広がることになりました。ただし、これらの検査には放射線を使いますので、被爆の問題などを考え合わせなくてはなりません。近年断層画像の検査方法として使われているMRIの場合には、磁場とラジオ波を使い、放射線を使わないということがこれまでの検査とは大きく異なっているところです。
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今日のお勧め記事 ⇒ CT検査
CT検査も放射線を利用して画像診断を行う方法の一つです。また、撮影するときにはX線を利用します。それでは、実際にどのような内容なのかを見ていきましょう。CTとは、Computed Tomographyの略語です。文字通り、コンピュータを使いながら撮影をしていきます。CT検査について一言で説明するなら、断層画像、つまり輪切りによる撮影である、と認識してもらうとよいでしょう。 装置は筒を横に置いたような形をしており、この筒の中に横になった形で撮影をしていきます。撮影をする際には
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