放射線による治療2
放射線を使った治療法には、外部照射療法の他にも方法があります。その一つは小線源治療という治療法です。これは、粒状の小さな線源といわれる放射性物質をガンの中に入れることで、ガンの内部から放射線をあてるというものです。ガン細胞の中から放射線を照射するという方法をとることで、周囲の正常な細胞を傷つけたりダメージを与えてしまうことなく治療ができる、という方法です。
このような方法なので、どの治療にも用いることができるというよりも、一定のガンの治療の方法として選択されることが多いということができるでしょう。この治療の場合、使われる放射線には、セシウムやヨード、イリジウムなどがあります。また、この治療法が用いられるガンには口腔、舌、乳房、前立腺、食道、子宮頸部、肺などがあります。
食道や子宮頸部、肺などの場合には、あらかじめ器官の管の内部にチューブを装着して、そこに放射線源を挿入して治療を行うという方法がとられます。また、このような方法ではなく、ガンの病巣に針を貫くように刺しておくという組織内照射という方法もあります。これは、管などを利用することができない場合に、病巣に限定して照射を行うために取り入れる方法です。
部位を限定できるという意味で効果的な方法ではありますが、必ずしも単独で用いられるということではなく、外部照射治療と併用することもあります。日本では、前立腺ガンや子宮ガンでもっともこの治療が効果を示しているようです。病巣の形状などもあると思いますが、効果的に使える方法なのでしょう。
たとえば子宮のケースを見てみると、やはり外部照射治療と併用して行っています。外部照射を行ってから、ポイントを定めて腔内照射を行うという方法が一般的です。照射をする場合には、器官内に装着したチューブと放射性物質の格納された機械をつなぎ、照射していきます。病巣によって複数照射する場合もあります。補助装置を使うことで、器官内に違和感や痛みを感じることもあるようです。
- 次のページへ:放射線検査を受けるときの心得
- 前のページへ:放射線治療による副作用について
スポンサー広告
ネットショップ広告
レントゲンナビのおすすめ業者一覧はこちら。
- 塩浜宮崎医院 千葉県市川市塩浜4丁目2−8−202 電話047-398-3383
- 塩田クリニック 大阪府大阪市城東区今福東1丁目7−5 電話06-6930-0015
- 伊達病院 香川県高松市観光町588−8 電話087-831-1701
- 桐村医院 神奈川県川崎市高津区千年200−5 電話044-777-0005
- 社会保険田川病院 福岡県田川市上本町10−18 電話0947-44-0460
- 立川相互病院 東京都立川市錦町1丁目16−15 電話042-525-2585
- 宇都宮病院 和歌山県和歌山市鳴神505−4 電話073-471-1111
- 大和中央病院 大阪府大阪市西成区長橋1丁目2−7 電話06-6632-6181
- 上杉医院 大阪府大阪市西区九条3丁目20−14 電話06-6582-1800
- 高岡病院 鹿児島県鹿児島市西千石町14−12−5F 電話099-226-1370
- 北海道泌尿器科記念病院 北海道札幌市東区北40条東1丁目1−3 電話011-711-1717
- 医療法人やまかわクリニック 三重県桑名市大字大仲新田256−16 電話0594-32-7778
- 安東内科 岡山県岡山市北区大学町2−13 電話086-222-7200
- 長崎百合野病院 長崎県西彼杵郡時津町元村郷1155−2 電話095-857-3366
- 中本病院 大阪府大阪市東成区中道4丁目13−12 電話06-6972-2121
今日のお勧め記事 ⇒ 医療に使う放射線
放射線について基本的な知識が見えてきたところで、医療の現場、診療の現場ではどのような放射線を利用するのか、ということについてまとめてみることにしましょう。私たちが日ごろ一番お世話になっている放射線といえば、なんといってもやはりX線なのではないでしょうか。 X線検査という言葉を使ったことがない人はいないと思いますし、なにかしらの検査においてX線の検査をしたことがあるのではないでしょうか。X線の検査はレントゲンとも言われているので、この言い方になじみがあるという人もいるかもしれ
当サイトに掲載されている店舗情報、営業時間、などは、記事執筆時の情報です。最新情報はオフィシャルサイトにて確認していただければと思います。